組織とは何か? その1

組織とはいったい何か、どう捉えるべきなのか、私が考えるところを記したいと思います。


まず、単純な三角形(ピラミッド型)で捉えるのは有害です。それは、「社会的な責任の所在や関係性」を表してはいますが、所属する人々の役割や仕事の中身について何の説明もしていないから、です。現実の社会において、すべての仕事が上位者の指示・命令のもとで行われる、ということが「幻想」であるのは明白です。社会・個人のニーズは日々変化し、従来と同様のことを繰り返していればOK、という職種を探すことが難しくなっている実態がそれをよく表していますから、上記の主張もご理解いただけるのではないでしょうか。


私は組織について、現場層と経営層の2つに分けて捉えること、をお勧めしています。


まず現場層とは、まさしく実務が行われている場所であり、ベテランから初心者まで、様々なプレーヤーたちが繋がりながら社会が求める「価値」を生み出すことが期待されている場所です。一方、経営層とは、現場という「舞台」を成り立たせるための「前提」をつくり、より効果的に「価値」が生み出され、世の中に広く受け入れられていくためのあらゆる方策(戦略とも云う)を定め、組織全体を動かしていく責任機能をもつ場であるといえます。


詳しくは今後の記事にゆずりますが、現場を活性化する方策は現場のリーダーたちによって検討・実行されるべきです。つまり、現場の課題解決にいちいち経営層が口を出してくる、ということが間違っているということを、組織に関する問題点としてまず私は考えます。組織をピラミッド型でとらえる思考を変えない限り、現場実務のことであろうと経営管理のことであろうと、すべてを上位者(経営者、社長など)の責にする、思考停止的な状態から脱することはできないのです。


経営層が扱うべきは、「舞台(つまり現場)」を成り立たせる前提に関する議論であり、意思決定でなければなりません。その適正な判断を行うために、現場の実情を深く理解したり、現場のリーダーたちとじっくり対話したりすることは不可欠ですが、具体的な現場実務のやり方、その一つひとつにまで口をはさむのはある種の越権行為です。そのような、役割・責任権限についての「混同」がこの社会から一掃されるためにも私は、組織というのは何であるのか、どのような理解に基づいて動かしていかねばならないのかを考察し、有用と思える情報にまとめて、出来るだけ一般の方々にもわかりやすい形で社会に発信を続けていきたいと思っています。

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