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リーダーシップとは何か? その1

リーダーシップ、ということについても考えを整理していきたいと思います。


皆を引っ張る、高業績を上げる、難題を解決してみせる、等。リーダーが発揮する行動様式としてのリーダーシップは昔から様々に語られ、社会常識にもなっていると云えます。しかし、高度成長期時代のわが国においてほぼ確立されたトップダウン型リーダーシップについては、昨今取り上げられることが急激に増えた「フラット化社会」理念の登場により、その立場が危うくなっています。


昔はパワハラなんてなかったよ、とにかく厳しく鍛えられる中で、少しずつ出来るようになっていくのが本筋なんじゃないか?…と、したり顔で語るシニア層はまだまだ存在します。けれども、正社員・終身雇用・年功序列、を前提としていた経済社会はすでに崩壊し、多様性の中で、いかに横に繋がりながら物事を前に進めていくべきか、ということを真剣に考えなければならない時代となっています。当然、効果的なリーダーシップスタイルというものもその環境変化の中で、再定義されるべきことなのではないかと思います。



改めて、リーダーシップの本質とは何でしょうか?それは、周囲に良き影響力を与えているか否か、ということであると私は思います。困難な状況で、多くの人々が後ずさりする中で、毅然とした態度で一歩前に出る。その姿を見て、周囲が気持ちを動かされ、1人、また1人、と追随者が出ていく。そのような風景にこそ、リーダーシップの本質が顕現しているように考えるのです。


では、そのような「一歩前に出る勇気」とは、何によって獲得され、行動に表すことが可能になるのでしょうか?次の投稿から少しずつ、その中身に入っていこうと思います。


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